本記事は、家族全員での団欒ができなくなってしまった思春期のお子さんを持つご家庭に対して、家族団欒の作り方を提案しているよ。我が家で実際に行って成功した方法なので試してみてね。
お子さんが中学、高校を迎えるころ、
家族の団欒に加わらなくなってしまった。
そんなご家庭も多いのではないでしょうか？
思春期は誰しもが通る道。我が家でもそうでした。
息子が高校に上がったあたりから、食事の時以外は自分の部屋にこもって出てこない。
家族みんなでの団欒ができない時期がありました。
「お兄ちゃんはお風呂かご飯の時しか部屋から出てこない。」
「すぐに部屋に帰っちゃう。」
小さい弟たちが寂しそうにそんなことを言い出しました。
私は改善するためにいろいろと手を尽くしました。
その結果、やっと効果のある方法に辿り着きました。
今では高校生の息子も家族と一緒にダイニングに入り浸りです。
息子の趣味嗜好もわかり、自然に将来のことについても会話できる環境になりました。
なぜダイニングなのか、どうやって趣味嗜好も把握していくのか、
どうやったら部屋に篭りきりの息子を家族との団欒に誘い込めたのか、
我が家で実践した内容について、本記事で詳しく説明していきます。
家族団欒を取り戻すために何をした？
まずは答えからお話しします。
私が思春期の息子を団欒に引き込むことに成功した方法。
それは以下の4つです。
- ダイニングテーブルにディスプレイ設置
- ディスプレイにChromecast with Google TV
を設置
- 家族用YoutubeアカウントをYoutubeプレミアム加入
- Amazonプライム
ピンとこないかもしれないですが、1つ1つ説明していくので安心してください。
これで思春期のお子さんの心は鷲掴みになります。
※ちなみに我が家の設置環境はこんな感じです。生活感が溢れてる写真ですみません。
家族団欒の入り口は食事の時間
家族が一同に会するタイミングと言えば、やはり食事の時間です。
どんなに部屋に篭りきりのお子さんでも、食事の時間には部屋から出てくると思います。
「食事の時間をつかんで離さない」と言う状況を作るのがスタート地点です。
家族団欒の鍵はやはりダイニングにあります。
ダイニングをいかにお子さんにとって居心地の良い場所にするかがポイントです。
決して家族団欒のためにダイニングに残ることをお子さんに強要してはいけません。
少しでも一緒にいることを強要しようものなら、
「家族団欒が嫌い」
「家族団欒が気持ち悪い」
「家族団欒が疲れる」
「家族団欒が苦手」
「家族団欒に吐き気がする」
「家族団欒にイライラする」
とSNSへ投稿し始めるのが今の世代です。
思春期のお子さんは親からのそういった干渉を極端に嫌う傾向にあります。
お子さんの方から興味を持ってダイニングに留まりたいと思う環境を作る。
そしてお子さんが自ら興味を持つまでは干渉しない。←ここが重要
あなたは、お子さんに対して何もせずにまずはダイニングで他の家族と楽しく過ごしてください。
いろいろ言いたいのをグッと堪えて、質問されたら答えるだけにしましょう。
大丈夫です、以下で説明する環境を作ることで、かならず興味を持って自らあゆみ寄ってきます。
家族団欒を楽しむ環境作り
それでは、冒頭で説明した家族団欒のために我が家で実施した4点について詳しく説明していきます。
1. ダイニングテーブルにディスプレイ設置
まず最初に実施することは、ダイニングテーブルにディスプレイを設置することです。
まず、なぜダイニングテーブルに直接設置するのか。
理由は、お子さんの食いつきが断然違うからです。
飲食店に行った時、各テーブルにディスプレイが設置されていることが多いですよね？
同じ感覚になります。非日常感が演出できます。この状況に一言も触れない人間はいません。
あなたのお子さんも確実に興味を示すはずです。
テレビではなく、ディスプレイを設置するのにも理由があります。
テレビは観たい動画を選択できません。食事の時間にお子さんが興味を持っている番組が放送されていなければその時点でOUTです。なんとなく観ているテレビの番組に興味がなければすぐにいなくなってしまいます。そのリスクは排除しなくてはいけません。テレビは必要ありません。今回の目的にはテレビは合いません。テレビではなくディスプレイ(パソコン用モニタ)を設置しましょう。アンテナ設置線とか細かいことを気にすることなく設置できます。
また、ディスプレイ(パソコン用モニタ)であれば、テーブルに置かなくても設置ができるアームが売られています。そちらを使用すればテーブルは今まで通り広く使えます。
以下に、我が家で実際に使ったディスプレイとアームのリンクを貼っておきますので参考にしてみてください。
※我が家では年々ディスプレイサイズを大きくしたり音響設備をパワーアップしてますが、初期は下記セットを使ってました。
2.ディスプレイにChromecast with Google TV設置
ダイニングテーブルに直接ディスプレイ(パソコン用モニタ)を設置しただけでは何もエンタメを再生することはできません。そこで、Chromecast with Google TVを設置しましょう。
ポイント
・Chromecast with Google TVで好きな動画を好きなタイミングで観られる
・Googleフォトからの家族写真で家族同士の会話を引き出す
Chromecast with Google TVはHDMIでディスプレイに直接接続できるメディア再生用のデバイスです。
Youtubeを再生したり、その他多くの動画配信サービスに対応しています。
好きな時に、好きな動画を好きなだけ楽しめるようになります。
また、Chromecast with Google TVは動画再生をしていない間はGoogleフォトにアップロードした写真をスライドショーで表示してくれます。過去に撮った家族写真をGoogleフォトにアップロードしておくことで、懐かしい写真が見られるようになります。お子さんからしたら、「こんな写真撮ってたんだ」という写真がいっぱい表示されます。我が家でも家族同士の会話のきっかけになることが多いです。
Chromecast with Google TVは書きのリンクから購入できるので良かったら参考にしてみてください。
3.家族用YoutubeアカウントをYoutubeプレミアムに加入
Chromecast with Google TVで使用するYoutubeアカウントはYoutubeプレミアムに加入しましょう。
Youtubeプレミアムに加入することで、ダイニングでのYoutube視聴が特別なものになります。
お子さんが普段別の環境でYoutubeを観ていたとしても広告が入るのでストレスを感じていると思います。
ダイニングに設置しているディスプレイ＋Chromecast with Google TVでは広告なしでYoutube視聴できることを知れば、必然的にダイニングでのYoutube視聴を優先するようになります。
お子さんが自分の観たいYoutubeのチャンネルを登録し始めます。
そうなれば勝ちです。お子さんの好きなチャンネルや興味のあることが見えてきます。
お子さんがチャンネル登録した動画をあなたが楽しそうに視聴する姿を見せてあげてください。
お子さんが「自分の親も自分と同じなんだ」と理解して、お子さんとの壁がボロボロと崩れ落ちます。
我が家では、息子が登録したチャンネルのネタで妻と息子が楽しそうに会話しています。
「こんなに仲良かったっけ？」と感じることがかなり増えました。
確実に親子の距離が縮まってます。
ちなみに、Youtubeプレミアムの加入するとYoutube Music Premiumも聴き放題、バックグランド再生や動画の一時保存などもできます。
4.Amazonプライムへ加入
もう1つはChromecast with Google TV上でやっておきたいことは、アニメが視聴できる環境を整えること。
中学生、高校生は学校でアニメの内容を話題にすることが多いようです。
我が家でも、
「学校で友達が〇〇というアニメが面白いっていっていたので観たい。」
「これ〇〇が面白いって言ってたアニメだ！」
などと言ってアニメを見始めます。
ダイニングで留まることも多くなります。一緒に観ていると面白い内容のアニメが多いです。
アニメだからと毛嫌いせずに一緒に観てあげてください。話題も増えますし、放送中のアニメなら毎週新しい動画がアップされるのが共通の楽しみになり家族の一体感が強まります。
アニメを視聴するには動画配信サービスに加入する必要があります。
安くてお勧めなのはAmazonプライムへの加入です。Amazonプライム
をお勧めする理由は色々あります。以下の記事で紹介しているので確認してみてください。
すでに加入済みなら話は早いです。未加入でも30日間無料体験できるので気軽に始めてみてください。
Amazonプライム以外ではDMM TVがお勧めです。アニメの見放題動画数No.1です。
家族団欒のために実施した失敗施策
ここまで紹介した内容は、私が試行錯誤した結果たどり着いた最短での家族団欒の作り方です。
これにたどり着くためには当然いろいろ失敗してきています。
私が失敗した内容ですが、もしかすると他のご家庭では役に立つ内容もあるかも知れないので以下に紹介しておきます。
- 好きな食べ物で釣る
→甘いものが好きなのでスイーツで釣ってみました。部屋からは出てきますが、食べたらすぐに部屋に戻ってしまう。 - 共通の話題作りのため息子の好きなゲームを自分も一緒にプレイする。
→息子が好きなフォートナイト、ApexがプレイできるようにリビングにPS5設置。私も一緒に遊びました。共通の話題作りと頑張りました。結局私はゲームが上手くならず、だんだんゲームでは相手にされなくなってしまいました。リビングには出てくるようになったが、リビングで友達と通話しながらゲームをするため家族団欒にはなりませんでした。 - 勉強を教える
→親に教えられるとイライラするようです。団欒とは程遠い。。。 - 家族旅行
→共通の話題、同じ部屋で寝泊まり、食事も一緒、いろんな面で会話もしやすい。
団欒を生みやすい環境なのでおすすめではありますが、旅行となるとお金がかかるので持続が不可能なのが難点です。
まとめ
人生の中で家族全員で団欒を楽しめる期間は意外と短いです。
私は18歳の時に大学進学とともに実家を出ました。以降
あなたのお子さんは後何年で18歳になりますか？
お子さんが団欒を楽しめない状態のまま実家を出てしまうと実家に帰ってきづらくなります。
家族みんなで過ごしている今のうちに、家族との時間を楽しい時間に変えてあげましょう。
後悔しないために今行動してみてください。
