本記事は「Chromecastの購入を考えているけどどの種類を選べばいいかわからない」と言う方に向けて発信しているよ。あなたに最適なChromecastの種類がわかるよ。
Chromecastの購入をご検討の方。あなたの生活スタイルや目的に合ったChromecastの選び方を紹介します。
Google Home/Nestは持っているけどChromecastをまだ持っていないという方。過去記事を見てみてください。Chromecastについて興味を持たれましたらまたこの記事に戻ってきてください。あなたの生活をより豊かにするChromecast選びを後押しします。
今回の記事で、あなたがどのChromecastを購入すると最適に使いこなす事ができるかがわかると思います。購入後の使用イメージもわくと思います。
比較するChromecastの種類
もともと私はGoogle Home/Nestの音声操作で動画再生をさせたくてChromecastを購入しました。始めての購入はChromecast(第2世代)で、その魅力に取り憑かれてしまいました。その後もChromecast(第3世代)、Chromecast Ultra、Chromecast with Google TVと買い足して来ました。当然妻には小言を言われるかと思ってましたが、意外と妻も便利と思ってくれているようで、小言も言われることもなく毎日使っています。それだけ魅力のある商品という事が言えると思います。
そんなこんなで長年Chromecast(第2世代)、Chromecast(第3世代)、Chromecast Ultra、Chromecast with Google TVと世代をまたいでChromecastで使い続けてきました。それぞれ特徴があり、それぞれ的した利用シーンが見えてきたため、購入を検討されている方に実際に使ってきた生の感想とともに、どのChromecastがどんな方に適しているのかを紹介したいと思います。
とはいえ、現時点で正規として売られているChromecastは第3世代とwith Google TVの2種類だけなんです。ですのでこの2種類について重点的に特徴を説明していきたいと思います。でも中古ではまだ第2世代やUltraも手に入れることはできるので、この2機種についても少し触れつつ説明していきます。
Chromecast(第3世代) vs Chromecast with Google TV
ではChromecast(第3世代)とChromecast with Google TVのそれぞれについていきなりですがどういった人におすすめか答えを書いちゃいます。そのあと詳細について説明していきます。
<Chromecast(第3世代)向きな人>
・一人で使う人(一人暮らし、自分の部屋で使用)
・スマホ大好きな人(スマホで完結させたい人)
・自動化で動画を再生したい人
・Google Home/Nestから音声で動画を再生したい人
・スマホで再生している動画をテレビに映せればそれでいい人
・とにかく安くテレビに動画を映したい人
・リモコンをすぐ無くす人
・4Kでないテレビにつなぐ予定の人
<Chromecast with Google TV向きな人>
・いろんな動画サービスに加入している人
・テレビの画面で動画を探したい人
・スマホ持っていない人(スマホ持っていない家族と使う人)
・家族と一緒に視聴する動画を選びたい人
・子供が好きな動画を自分で選んで観られるようにしたい人
・スマホをすぐ無くす人
・4Kテレビにつなぐ予定の人
ざっと書き出しました。上記の情報だけでも、どちらを買うべきかなんとなく結論出たんじゃないかと思います。
なお、第2世代とUltraの特徴は第3世代と同じと考えてください。使い勝手は同じだけど、第2世代は60fps→30fpsに落ちる。Ultraは画質がwith Google TVと同じく4K HDRってことくらいの差です。テレビが4KであればUltraの方がおすすめです。テレビが4K対応じゃなかったり、テレビのサイズが27インチ以下なら、正直どれもあまり大差ないように感じちゃうかも知れません。
ではChromecast(第3世代)とChromecast with Google TVについての特徴をそれぞれ細かく説明しようと思います。
Chromecast(第3世代)の特徴
フルHD(1080p,60fps)、リモコンなし
以上、スペック説明終わり。
スペックなんて説明されてもピンと来ない方も多いと思いますので、ここからはChromecast(第3世代)はどういった利用シーンに適しているかを特徴に沿って説明します。大きく分けると「操作画面がない」と言う点と、「Google Homeとの親和性が高い」と言う特徴があげられます。それぞれ詳しく解説します。
・操作画面がない
まずこのモデルが特徴的なのは、UI(操作する画面)を持っていないという点にあります。「どの動画を見ようかな〜」はスマホで各動画サービスのアプリを見ながらいつも通り行います。「観たい動画が決まったらその動画をテレビ(Chromecast)にキャストして再生する」という利用方法になります。つまりスマホで各動画サービスを視聴する際の「動画を再生する」というところだけをテレビ画面に置き換えて使うことができるというのが特徴になります。
「使いにくそう」って思われた方、「それは間違いです」。つまりは使い勝手はスマホと同じということになります。使い慣れたスマホ操作で動画を選べるので非常に使い勝手はいいです。そのくせ再生される画面は「テレビの大画面」という良いところどりな感じの商品です。操作はスマホで完結するので「リモコンが無くなって探す」って事も無いのがいいですね。
とはいえ、スマホと同じとなると、動画を選ぶというシーンにおいては一人で行う事になります。一人暮らしであればなんの問題もないのですが、家族みんなで使うテレビで再生する場合においては、みんなで相談して動画を選ぶ事が難しいので不便さがあります。再生してみてから他の家族から「これヤダ」って反発を喰らっちゃうかも。
・Google Home/Nestとの親和性が高い
続いての特徴が、Google Home/Nestとの親和性が高い点にあります。再生したい動画をキャストさせるだけというシンプルな使い方であるため、Google Home/Nestの音声コマンドで選んだ動画をそのまま再生させるなんて事もできます。基本的にはYoutubeの動画の再生となるのですが「OK Google 〇〇チャンネルの動画を再生して」と言うと動画を再生させる事ができます。「じっくり動画を選びたい」って時ではなく、「素早く目的にあった動画を再生させる」って時に非常に便利です。「子供が泣き止まないけど手が離せないって時に子供が好きなYoutubeのチャンネルを素早く音声で指示して再生する」とか、「暇な時におすすめ動画やミュージックビデオを音声で指示して適当に流す」とか、そんな時に便利です。
また、Google Home/Nestからの利用ができる点においてもう少し言及しておくと、Google Homeアプリを使用する事で自動化に動画再生を組み込む事もできるようになります。特定の時間になったら動画再生をさせると言った使い方ができます。過去記事でもそう言った使用例を紹介しているのでもし良かったら確認してみてください。
Chromecastについては過去に紹介記事を書いているのでそちらも参考にして貰えばと思います。
なおChromecast with Google TV に対してGoogle Home/Nestの音声を使って動画再生をしようとした場合、「動画再生」ではなくて「動画検索」になってしまいます。動画の再生まで行ってくれないので、Chromecast with Google TVにおいてはちょっとGoogle Home/Nestからの利用は難しいです。
Chromecast with Google TVの特徴
4K HDR(2160p, 60fps)、HDR10、HDR10+、Dolby Vision、リモコンあり
以上、スペック説明終わり。
「スペック出されても意味わかりません」と言う方もいると思います。Chromecast with Google TVについて、どういった利用シーンに適しているかを特徴に沿って説明していきます。大きく分けると「リモコン及び操作画面がある」、「サービスを横断して動画が探せる」、「アプリを追加出来る」と言う特徴があります。それぞれ利用シーンにどのように影響するか説明していきます。
・リモコン及び操作画面がある
まずは最大の特徴なのが、リモコンがあることです。これまでのChromecastは全てリモコンなしのキャスト前提の商品ばかりでした。リモコンがついたのは本製品が初めて。「なぜリモコンがあるのか？」それは、Chromecast with Google TVにはUI(操作画面)があるのです。スマホがなくても動画を選ぶ事ができます。テレビの画面に表示して再生する動画を探せるので、家族でワイワイと「あれが観たい」「これが観たい」と提案しながら観たい動画を探す事ができます。スマホを持っていないお子さんでも自分で操作してみたい動画を再生させる事も出来ちゃいます。うちの3歳の息子も操作を覚えてしまうくらい簡単に操作できてしまいます。
ただリモコンがあると言うことはリモコンがどこかに隠れてしまうと言うリスクがあります。リモコンが小さいので探すのが少し大変です。
・サービスを横断して動画が探せる
続いての特徴が色々な動画サービスを横断して動画を探せる点です。有料サービス、無料サービス問わず、動画を提案してくれたり、サービスを横断して動画の検索ができます。ただ、この機能は正直あまり使わないです。有料動画サービスなんてそんなにたくさん契約するわけないですし、無料の動画サービスだったらそれぞれのサービスごとに観られる番組や動画は決まって来ます。「映画、アニメ見るならPrime Video」、「テレビ番組見るならTVer」、「ニュース見るならAbemaTV」、「なんか適当に見るならYoutube」って感じで目的にあったアプリを開いて探した方が観たい動画を探しやすいです。横断検索も出来ますが、たいがいYoutubeの動画しか出なかったり、契約していないサービスの動画が出てきたり、動画検索じゃなくてWeb検索が始まってしまったりして使い勝手が悪いです。検索の方法としてはキーボード入力と音声入力がありますが正直入力しづらい印象があり、使っても成功体験が得られなかったので結局使えない認定しました。
・アプリを追加出来る
次の特徴は色々なアプリをインストール出来る点にあります。動画再生アプリはもちろん、ゲームだってインストールして遊ぶ事ができます。ようはAndroidと同じです。
動画アプリについては、自分の利用する動画サービスをインストールして、使わない動画サービスのアプリはアンインストールして使うのが余計なオススメ動画も出なくて使いやすいと思います。我が家では「Youtube」はもちろんですが、無料で使える「TVer」、「AbemaTV」のアプリを入れています。また、アニメや映画をしっかり観られるように「Prime Video」も入れています。
※余談ですが、もし有料動画サービスにどこにも加入していないなら圧倒的にPrime Videoをお勧めします。この素晴らしさはまた別の記事で紹介しようと思いますが、コスパ最強です！Amazon Prime
に加入すればPrime Video
以外にもお得がいっぱいなのでこっそりお勧めしておきます。
※さらに余談ですが、あなたがスケベなお父さんなら動画配信サービスはDMMプレミアム(DMM TV)がおすすめです。下記記事でしっかり確認しておきましょう。
ゲームアプリについてですが、正直いらないと思いました。子供たちも結局興味を示しませんでした。データ容量も喰うのですぐ消すことになります。Chromecast with Google TVは動画サービス専用機と考えてもらった方が良いと思います。
まとめ
どうでしょうか、それぞれの違いについて理解は深まったでしょうか？もう一度最初に記載した「どんな人向け？」をそれぞれ書きます。
<Chromecast(第3世代)向きな人>
・スマホ大好きな人(スマホで完結させたい人)
・自動化で動画を再生したい人
・Google Home/Nestから音声で動画を再生したい人
・スマホで再生している動画をテレビに映せればそれでいい人
・とにかく安くテレビに動画を映したい人
・リモコンをすぐ無くす人
・4Kでないテレビにつなぐ予定の人
<Chromecast with Google TV向きな人>
・スマホ持っていない人(スマホ持っていない家族と使う人)
・家族と一緒に視聴する動画を選びたい人
・子供が好きな動画を自分で選んで観られるようにしたい人
・スマホをすぐ無くす人
・4Kテレビにつなぐ予定の人
まあ、色々書きましたがマニアックな使い方を想定していないなら、Chromecast with Google TVが万人受けするのは間違いない気がします。
まずはネットショップなどで相場を調べてみた上で自分に合った商品を選択してみてください。どちらを選択しても大画面で動画が楽しめる事には変わりありませんから、これまで以上に楽しい時間が過ごせるのは間違いありません。
なお、第2世代によく似た偽物商品が2000円前後で多数出回っているので間違わないように気をつけてくださいね。
